小学5年生の生徒さんとMagicaVoxelに取り組みました。
シンプルに草原に花をモデリングしていくと、徐々に創造力を発揮して、何やら動物やら建物やら、独自の世界を表現してくれました。
簡単・便利に頼らず
MagicaVoxelに限らず、最近のプログラムは多機能で使いやすいものが多いです。
あっと驚くことが数クリックで実現できたりします。それはとても簡単で便利。
それほど難しくない操作方法を習得すれば、本来数時間かかる仕事も数秒で終わらせることができる。
だけど、コンピュータの使いこなしを学ぶ子どもたちに伝えるべきことは、
- 数クリックでこんなことできる!とか
- できる限り効率よく、無駄なことをするな!とか
そういうことではないはずです。
いい仕事をしている人は、やはりそれ相応の時間をかけて技術を習得し、数々の失敗を踏んだうえで
- ああすれば失敗する
- こうすれば失敗する
そういう経験を積んだ人と思います。
ああすれば失敗するって他人が言ってたけど、本当にそうなのか実感がないから試してみたらやっぱり本当に失敗して時間を無駄にした。へこむ。。。
とか
何日もかけて実現した成果が、実はこの機能を使えば数分で完了してしまうことが分かった。なんて無駄なことをしていたんだ俺は。。。
とか。
そういう経験もぜひしてほしい。そこから「次はもう間違わないぞ!」と強く思ってほしい。
簡単で便利なのはいいことですが、そればかり伝えていると大人も子どもも怠慢になりがちです。
効率を重視して無駄を省くのは、やるべきことが明確になって、責任が重くなったり、人生の残り時間が少なくなってきた大人になってからでいいでしょう。
子どものうちはとにかくたくさん成功も失敗も経験として積み上げてほしい。
ハッピーコンピューティングではそのようなことを開業当初からずっと伝え続けています。